D51復活 昭島の昭和公園 市民の寄付、目標超え

2021年4月7日 07時16分

改修前のデゴイチ=昭島市提供

 昭島市の昭和公園にさび付いた姿で展示されていた「D51形蒸気機関車(SL)」(愛称・デゴイチ)が補修されて往年の輝きを取り戻した。市がそのための費用の寄付を呼び掛けたところ、目標を大きく上回る千二百万円近くが寄せられた。車体は今、柵で囲われており、外から見ることができる。 (布施谷航)

改修され、かつての雄姿を取り戻したデゴイチ=昭島市で

 このデゴイチは一九四〇(昭和十五)年製造。七〇年に引退するまで約百七十六万キロを走り、翌年に市が旧国鉄から貸与を受けた。現在の場所に置かれ市民に愛されてきたが、長年風雨にさらされ、さびや破損が目立つようになり、二〇〇八年からは柵が設けられ立ち入りできなくなっていた。
 市は、再び市民に親しんでもらおうと、運転席周りの補修や本体の板金、塗装を計画。事業費約千五百万円のうち八百万円を目標に一昨年十月から昨年末にかけて、クラウドファンディングなどを通じて寄付を呼び掛けた。
 寄付は市民や企業、団体などから四百二十七件あった。市の担当者によると、「子どもの時によく遊んでいた」と、寄付してくれた市民もいたという。
 また、同じくデゴイチの保存を求めたもののかなわなかった東村山市の市民団体からも寄付が寄せられた。
 担当者は「コロナ禍が収まった後、安全対策を施した上で運転席にも入れるようにしたい」と、子どもたちに囲まれるデゴイチの姿を楽しみにしている。

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