75歳以上の医療費2割負担 県民医連調査 「受診控える」が3割 「手遅れで重症化、死亡も」

2021年4月7日 07時29分

記者会見する片倉事務局次長(左)と阿部亮事務局長=県庁で

 神奈川県民主医療機関連合会(民医連)は、年収200万円以上の75歳以上の医療費窓口負担を現在の1割から2割に引き上げられると、3割近い人が受診を抑制するとのアンケート結果を公表した。
 アンケートは、政府が引き上げを盛り込んだ医療制度改革関連法案を今国会に提出したのを受け、1〜2月、県民医連加盟の4法人が運営する病院で実施。75歳以上の通院患者218人から回答があった。
 現在は1割負担と回答したのは186人。2割負担になった場合の対応について「通院回数を減らす」が27人、「受診科の数を減らす」が15人、「薬の飲み方を自分で調整する」が10人で、計52人が何らかの形で受診を抑制すると回答した。
 自由意見では「医療費負担が2倍に増えることになり、受診を控えざるを得ない」「受診回数を減らし、何があっても我慢する」といった意見があった。
 県庁で記者会見した片倉博美事務局次長は「手遅れで重症化したり、死亡したりする人が出る懸念がある」と話した。今後、引き上げに反対する署名を集め、国会に提出するという。 (志村彰太)

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