アストラゼネカ製ワクチン接種後の血栓症でイギリスで19人死亡 子ども向け治験を中断

2021年4月8日 09時17分
英製薬会社アストラゼネカとオックスフォード大が共同開発した新型コロナワクチン=アストラ社提供

英製薬会社アストラゼネカとオックスフォード大が共同開発した新型コロナワクチン=アストラ社提供

 【ロンドン=藤沢有哉】英オックスフォード大は、英製薬大手アストラゼネカと共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、子どもと若年層を対象にした臨床試験(治験)を中断したと明らかにした。成人への接種後に血栓症を発症した例が確認されたことを受けた措置。英メディアが6日に伝えた。
 治験は6~17歳を対象に2月に始まり、約300人が参加している。同大の関係者は英BBC放送に「治験自体の安全性に懸念はない」と強調しつつ「規制当局から追加情報を得るまで、治験のさらなる接種を見合わせる」と述べた。
 一方、英医薬品・医療製品規制庁(MHRA)は7日の記者会見で、先月末までに、同社製ワクチンの接種後にまれな血栓症を発症した例が79件あり、このうち19人が死亡したと明かした。別の規制当局は、30歳未満への接種では別のワクチンを投与するよう勧告している。
 同社は日本政府とは1億2000万回(6000万人)分の供給で合意しており、厚生労働省への承認申請後、審査が進んでいる。

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