新型コロナ療養施設に転用するため37億円かけたのに…1度も使われないまま再改修へ 五輪用の警察官宿舎

2021年4月7日 13時03分
東京五輪・パラリンピックで警備に当たる警察官用の臨時宿舎=7日午後、東京都江東区で(共同)

東京五輪・パラリンピックで警備に当たる警察官用の臨時宿舎=7日午後、東京都江東区で(共同)

 東京五輪・パラリンピックで警備に当たる警察官が使う東京都内4カ所の臨時宿舎について、新型コロナウイルス軽症者の滞在施設に転用するため約37億円かけて改修したものの、一度も使われなかったことが7日、警察庁への取材で分かった。元に戻すため約11億円かけて再改修する。
 軽症者の受け入れ判断を担う東京都が、後に確保できたホテルを優先的に使用したという。都や警察庁によると、臨時宿舎は江東区、江戸川区、大田区の臨海地区内の計4カ所にあり、全国から派遣される五輪警備担当の警察官用。当時、昨年6月の完成予定で工事が進んでいた。
 しかし、感染の急拡大で昨年3月に五輪延期が決定。政府は、当面使用しなくなった宿舎の活用を指示した。警察庁は4カ所で約800人の受け入れを想定し、相部屋を仕切って個室にしたほか、看護師の常駐スペースを設け、トイレや風呂など水回りも改修、昨年4月に工事を終えた。
 その後、都がコロナ滞在施設として利用しないとの意向を示したことから元に戻すことが決まった。 (共同)

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