<華宝塚>元気の源でありたい 縣千(雪組)

2021年4月8日 07時50分
 雪組公演「fff−フォルティッシッシモ−歓喜に歌え!」(四月十一日まで、東京宝塚劇場)は、楽聖ベートーベンの波乱に満ちた生涯をドラマチックに描く。数々の名曲が劇中に流れる物語では楽聖の先輩作曲家であるヘンデル、モーツァルト、テレマンの三人が終始案内役を務め、そのストーリーテラーの一人、テレマンを演じる。
 要所要所でシンプルな言葉で物語を先導して観客の理解を助けるが、「せりふがお客さまに印象に残るものになったらいい」と話し、テレマンの真面目さといったキャラクターも客席に届くことを願う。
 第二部のショー「シルクロード〜盗賊と宝石」は、「どの場面も濃厚。シルクロードを歩いている感じがして楽しいです」と日々舞台に立つ。
 中学生の時に宝塚を観劇、銀橋(ぎんきょう)(上手から下手へ通路状になった舞台最前部)を走ってくる「男役にときめき、涙が出ました」というくらい感動して、迷わず宝塚を志願した。「受験は一回だけ」という親との約束を守って、あこがれの世界に飛び込んだ。
 今年が入団七年目、舞台映えするすらりとした長身で躍動する男役。「あがた色」を大事にしたいという。「自分の男役は『これだ』というのは模索中です」と話しながらも、「お客さまに元気を与え、楽しんでもらえる、元気の源でいれたらいいですね」。 (山岸利行)

●● 三つの質問 ●●

 (1)無人島に何かひとつだけ持っていくとしたら?
 −布団! (答が)即座に出ました。まず一回寝てみようと思います。
 (2)「幸せだなあ」と感じるときは?
 −自分が「楽しい」とか「美味(おい)しい」と思っていることを他の人と共有できたとき。
 (3)1週間休みがあったら何をしますか?
 −2日間は爆睡します(笑)。その後は、徹夜で本を読みたい。童話などの児童書が好きです。
 ※新型コロナウイルス感染防止対策を徹底して上演しています。
 ※6月8〜16日、横浜市のKAAT神奈川芸術劇場での雪組公演「ほんものの魔法使(まほうつかい)」に出演予定。
<あがた・せん>
 (1)出身地=京都府宇治市
 (2)出身校=府立莵道(とどう)高校
 (3)入団年=2015年
 (4)愛称=あがた
 (5)趣味=旅行、美術鑑賞
 (6)特技=デジタルイラスト

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