<新型コロナ>サッカーW杯優勝の「聖地」も会場に…フランス、ワクチン接種加速

2021年4月8日 19時57分

7日、パリ郊外サンドニで、ワクチン接種のためスタッド・ド・フランス前で列を作る人たち

 【パリ=谷悠己】欧州連合(EU)の中で新型コロナウイルスワクチンの接種が最も出遅れていたフランスが、大規模会場を活用して巻き返しに出ている。パリ郊外サンドニの国立競技場「スタッド・ド・フランス」では6日から競技場内の地下通路にテントが設営され、毎週1万回の接種を予定する。
 同競技場は1998年のサッカー・ワールドカップ(W杯)でフランス代表が初優勝を決めた会場で、国民にとっての「聖地」。7日に訪れたアランさん(56)は「この場所で接種でき、力をもらった」と話し、会場運営を指揮する仏赤十字のフローラン・バレさん(51)は「国民にとって特別な場所なので、ワクチン接種を推進する象徴になってほしい」と期待した。
 フランスはEUの一斉接種開始からの1週間で接種した人が数百人台と低迷したが、現在では1700カ所に接種会場を設置。AFP通信によると、7日現在では950万人が1回目、320万人が2回目を接種し、EU内ではドイツに次いで接種が進んでいる。

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