東電が6年8カ月ずさん管理 福島第一原発で廃棄物コンテナ4000基中身不明

2021年4月8日 20時46分
 東京電力は8日、福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)で保管する放射性廃棄物入りコンテナの管理について、事故から1年間は内容物を記録していなかったと発表した。記録を取り始めてからも2017年11月までは、どのコンテナに入れたのかを照合できない状態だったという。ずさんな管理が6年8カ月続いたため、約8万5000基のうち約4000基の内容物が特定できない状況につながった。

福島第一原発には放射性廃棄物が入ったコンテナが8万5000基ある=2021年1月18日撮影

 東電によると、鋼鉄製のコンテナには事故後に出たがれきや使用済み防護服などが入っている。内容物が特定できない約4000基は17年11月以前からあり、保管場所などから、がれきなど不燃物や、放射線量が高いために焼却できない可燃物が入っているとみられる。
 福島第一原発では3月、腐食したコンテナ下部から内容物が漏れ出たとみられる高線量のゲル状の塊が見つかった。東電は内容物が特定できていないコンテナを中心に外観の点検を進め、必要に応じて中を確かめる。(小野沢健太)

関連キーワード

PR情報