東京都「まん延防止」適用へ 変異株急増「今動かなければ」と危機感 

2021年4月8日 21時23分
東京都のモニタリング会議で発言する小池百合子知事(右)

東京都のモニタリング会議で発言する小池百合子知事(右)

 「東京もいつ大阪のような状況になってもおかしくない」。新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」適用を要請した東京都の小池百合子知事は8日、報道陣の取材にこう強調した。
 都内で初めて変異株が確認されたのは昨年12月。以来約3カ月、感染の広がりは見られていなかったが、都の検査で3月第3週に8人、同月第4週に16人の感染が判明。4月4日までの1週間で一気に96人に急増した。
 新型コロナ陽性者から変異株が検出される割合も3月第4週の3%から、4日までの1週間は14%に跳ね上がった。変異株の感染力は従来株を上回るとされており、都幹部の1人は「今動かなければ手遅れになりかねない」と語った。
 都関係者によると、要請を巡って1都3県でも調整を続けたが、「状況を見極めるべきだ」との意見があってまとまりきらず、最終的に単独での要請になったという。
 一方、専門家による都モニタリング会議はこれまでも繰り返し、変異株拡大のリスクを指摘してきた。専門家メンバーの1人は「爆発的な感染拡大を避けられるかどうか、今がぎりぎりのタイミング。何とか間に合っていてほしい」と語った。(岡本太)

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