「障害に理解と優しさを」 江戸川の通所施設 啓発用DVD制作 区内小学校に

2021年4月9日 07時14分

障害者のことを説明した場面=江戸川区提供

 江戸川区立の知的障害者通所施設「さくらの家」(小松川三)は、小学生向けの啓発DVD「障害ってなんだろう」を作った。コロナ禍で講演会など啓発活動ができないため、職員が企画した。区立小学校六十九校に配布、授業などに活用される。
 さくらの家は、知的障害者の日常生活や作業、社会的活動の支援をしている。差別や偏見をなくす意図のDVDは、家庭でも障害について話し合うきっかけにしてほしいと小学生向けにした。
 DVDは約二十五分。この中で、興味関心があることしか目に入らないといった自閉症の特徴を例に挙げ、正面から名前を呼んで周りの状況を伝えてあげてほしいと訴える。表情やジェスチャーなど言葉以外のコミュニケーションも使い、障害者が理解できる方法を選んで接してほしいとも呼びかける。
 通所者の日常の様子の紹介や保護者のインタビューもある。「小さい時から障害者と関わって」「一番うれしいのは、誰もが顔見知りの町、コミュニティーがつくられること」などと保護者は語っている。
 さくらの家の中村和人(かずひと)施設長は「多くの子どもたちに見てもらい、障害について理解を深め、街で会ったら優しい気持ちで接してみてほしい」と話している。 (井上幸一)

関連キーワード

PR情報

東京の新着

記事一覧