街に元気を 美容室のウインドーに巨大アート

2021年4月9日 07時19分

ウインドーに作品を描くもときさん=宇都宮市で

 宇都宮市の美容室「ソラネル」のウインドーを使って、巨大なアートづくりが進んでいる。新型コロナウイルス感染症が広がる中、市内在住のアーティストもときみちこさん(47)が「街の元気につながれば」と提案し、美容室のオーナー野沢剛さん(58)が作品の場を提供した。ボランティアでのペイントは美容室の定休日に行われ、今月中旬に完成する予定という。
 もときさんは、イラストレーター、グラフィックデザイナーとして活躍。全国各地で個展を開き、外壁やウインドーを中心に県内のパン店、犬の美容室のほか、東京都内のカフェなどで作品を描いている。
 「ソラネル」の作品のテーマは「小さい子どもから大人まで楽しんでもらえるような空間」。ウインドーは縦二百センチ、横百五十五センチの九枚で、三月上旬に作品づくりが始まった。人魚などが鮮やかに浮き上がるほか、日の出や春から夏にかけて鳥が幸せを運んでくるイメージが描かれている。
 「ソラネル」は商業施設「ベルモール」の前で、買い物客も楽しめそう。もときさんは「これほど大きな作品は初めて。店は二階なので、上を見上げる人の心が潤えば」と脚立に足を掛け、アクリル絵の具の筆を走らせる。
 野沢さんは「作品が完成する過程も楽しみ。子どもたちも明るい表情で見てくれている」と話した。 (原田拓哉)

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