備蓄食材使うお薦めレシピ 期限前に食べて買い足す

2021年4月9日 07時23分
 非常食用にストックしてある食材を、日常的に食べて買い足す備蓄方法「ローリングストック」。今年は東日本大震災から10年の節目だ。親子で防災について話し合いながら、備蓄してある食材を調理してみてはどうか。東邦ガス料理教室「クッキングサロン栄」(名古屋市)の講師で、料理研究家の井上亜希子さん(42)にレシピを教わった。 (植木創太)
 ローリングストックは食品を少し多めに買い置きし、食べられる期限が迫っているものから食べて買い足す。備蓄品の量と消費・賞味期限を超えないよう保つのが目的だ。
 災害時は物流が止まり、食品が手に入りにくい。食料は最低三日分、できれば一週間分を備蓄するのが望ましい。特に災害直後は、救援物資のおにぎりやパンなど炭水化物中心になりがち。食物繊維やビタミンの供給源となる野菜の缶詰、ミネラルが豊富な乾物などが健康管理に役立つ。
 タンパク質がとれる魚介や肉類の缶詰は味もついているため、日頃から使えば時短料理にも。井上さんは「レシピも手軽で子どもも手伝いやすい。防災に興味を持つきっかけに」と呼び掛ける。

◆サラダそうめん (2人分)

<ストック食材>そうめん、ツナ缶、コーン缶
【材料・作り方】
<1>レタス3枚を食べやすい大きさにちぎる。
<2>ミニトマト4個をそれぞれ4等分、キュウリ1/3本を薄い輪切りにする。
<3>そうめん2束をゆで、流水で締める。水気を切ったら器に盛り付ける。
<4>(3)の上に、(1)(2)で用意した野菜、コーン缶のコーン30グラムを自由に盛り付ける。お好みの野菜を加えてもOK。
<5>ツナ缶一つとマヨネーズ大さじ2程度をまぜ、(4)の上にのせる。
<6>カイワレ大根1/3パックの根元を切って飾る。2倍濃縮のめんつゆ100ミリリットル、水50ミリリットル、ごま油大さじ2を別の器で用意し、食べる直前にかける。

◆サバ缶の塩焼きそば (2人分)

<ストック食材>サバの水煮缶
【材料・作り方】
<1>サバ缶一つの中身を出し、大きめにほぐす。
<2>中華蒸し麺2玉をお湯でさっと洗い、水気を切る。
<3>みじん切りにしたニンニク1片、ごま油大さじ3をフライパンに入れ、弱火で香りを出したら、短冊切りのニンジン30グラム、薄切りのタマネギ1/4個を加える。
<4>(3)を少し炒めたら、ざく切りのキャベツ4枚を入れ、少し後に薄切りピーマン1個、モヤシ50グラムも加える。
<5>(4)に火がある程度通ったら鶏ガラスープのもと小さじ1、塩、こしょうで味を調え、(2)の中華麺を入れてまぜながら炒める。
<6>(1)のサバ缶を汁ごと入れて少し炒めて盛り付け。白髪ネギ、糸唐辛子、白ごまで彩りを加える。

◆ヒジキと豆の炊き込みご飯 (2合分)

<ストック食材>大豆の水煮缶、乾燥ヒジキ、乾燥シイタケ
【材料・作り方】
<1>米2合を洗い、ざるにあける。
<2>炊飯鍋に(1)を入れ、さっと洗った乾燥ヒジキ5グラム、水煮缶から出して水気を切った大豆80グラム、細かく切った油揚げ2枚、短冊切りにしたニンジン50グラム、乾燥シイタケ5グラムを加える。
<3>いりこだし汁2合、しょうゆ小さじ11/2、酒・みりん各小さじ2、塩小さじ1/2強を入れる。まぜないのがポイント。
<4>鍋を強火にかけ、沸騰してきたら弱火に切り替え10〜12分後に火を止める。
<5>10分ほど蒸らしたらふたを開け、ゆでて細かく斜め切りにした絹サヤと白ごまを盛り付ける。

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