<生きもの編>ツシマヤマネコ 国内初の人工繁殖

2021年4月9日 07時24分

人工授精で生まれたツシマヤマネコの赤ちゃん=3月21日、横浜市で(よこはま動物園ズーラシア提供)

 環境省(かんきょうしょう)は、絶滅(ぜつめつ)が心配される国の天然記念物「ツシマヤマネコ」の人工授精(じんこうじゅせい)による繁殖(はんしょく)に国内で初めて成功したと発表しました。ツシマヤマネコは長崎県の対馬(つしま)にだけ生息する野生(やせい)のネコで、約100匹(ぴき)にへっています。
 赤ちゃんはよこはま動物園ズーラシア(神奈川県横浜(よこはま)市)で3月18日に生まれました。体重約120グラムで、性別(せいべつ)はまだ分かっていません。昨年12月から人の手によって授精を行い、3月に入って母ネコの妊娠(にんしん)が分かりました。飼育員(しいくいん)が、ほにゅうびんでミルクをあたえて育てています。
 ツシマヤマネコは、1960年代には対馬に約300匹いましたが、土地の開発や交通事故(じこ)などでへりました。
 環境省は、動物園など国内の9施設(しせつ)で飼育して数をふやす取り組みをしています。今回の赤ちゃん誕生(たんじょう)で飼育数は27匹となりました。

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