バイデン政権初の銃規制発表 死者多数の銃撃事件相次ぎ「ゴースト銃」取り締まり

2021年4月9日 10時58分
8日、米南部サウスカロライナ州で、計5人が死亡する銃撃事件があった現場付近(AP)

8日、米南部サウスカロライナ州で、計5人が死亡する銃撃事件があった現場付近(AP)

  • 8日、米南部サウスカロライナ州で、計5人が死亡する銃撃事件があった現場付近(AP)
  • 銃規制についての演説を行うバイデン大統領=8日、米ホワイトハウスで(AP)
 【ニューヨーク=杉藤貴浩】バイデン米大統領は8日に新たな銃規制策を発表した。「ゴースト銃」と呼ばれる自家製銃の規制などが柱。政権の銃規制発表は初めてだが、米南部サウスカロライナ州とテキサス州では7、8日に複数の被害者が出る銃撃事件が相次いで発生し、銃社会の深刻さがあらためて浮かんだ。

◆サウスカロライナ州で5人死亡、容疑者は自殺

 バイデン大統領は8日、「ゴースト銃」の規制や、射撃時に銃口を安定させる装置の登録義務付けなどの対策を発表。「(銃犯罪という)疫病を止めなければならない」と述べたが、前途は多難だ。
 米メディアによると、サウスカロライナ州ロックヒル近郊の住宅で7日、医師(70)と妻(69)、9歳と5歳の孫、現場にいた作業員(38)の計5人が撃たれ死亡した。捜査当局は元プロフットボールリーグ選手のフィリップ・アダムズ容疑者(32)の犯行とみて捜索したが、同容疑者は銃で自殺した状態で見つかった。両親が医師宅の近くに住み、自身は死亡した医師の治療を受けたことがあったという。

◆3、4月で3州、計19人が銃の犠牲に

 8日には、テキサス州ブライアンのキャビネット製造会社で少なくとも5人が撃たれ1人が死亡。4人が重篤な状態で病院に運ばれた。捜査当局が容疑者とみられる従業員を拘束したとの情報がある。
 米国では3月にジョージア州でアジア系住民6人を含む8人、コロラド州でも10人が犠牲となるなど、銃による悲劇が相次いでいる。

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