アリババに罰金3000億円 中国、独占禁止法違反で過去最大規模

2021年4月10日 20時38分
アリババグループの本社=中国浙江省杭州市で(共同)

アリババグループの本社=中国浙江省杭州市で(共同)

 【北京=坪井千隼】中国政府は10日、電子商取引大手アリババグループに対し、独占禁止法に違反したとして罰金182億元(約3000億円)を科す決定を出した。中国の独禁法違反の処分額としては過去最大規模。習近平しゅうきんぺい指導部は昨年から、経済をけん引してきた巨大ネット企業への統制を強めており、代表格といえるアリババに厳しい判断を下した。
 独禁法を管轄する国家市場監督管理総局の発表によると、アリババは2015年から自社のネット通販サイトで、商品販売業者に対し、ライバル企業の通販サイトに出店しないよう圧力をかけるなど独占的行為を行っていたという。
 罰金額は、19年の中国国内での売上高の4%分として算定した。今後3年間の法令順守報告書の提出も義務付けた。
 アリババは「誠実に受け止め、罰則に従う。法令順守を強化し、社会的責任を果たしていく」との声明を発表した。
 同総局は昨年12月、アリババに対し独禁法違反の疑いで立件に向けた調査を始めたと発表していた。
 中国ではコロナ禍の影響で、アリババなどネット大手が業績を伸ばす一方、中小商店の経営を圧迫しているとの指摘がある。ネット大手への締め付け姿勢を強める中国政府は、年内に不当競争規制の強化などを盛り込んだ独禁法改正を行う方針を示している。

関連キーワード

PR情報

経済の新着

記事一覧