Amazon労組結成、投票で否決 支援者は異議「会社の妨害工作あった」

2021年4月10日 21時18分
 3月30日、米南部アラバマ州ベッセマーで、組合結成に向けて投票を呼び掛ける横断幕が掲げられたアマゾン・コムの倉庫=AP

 3月30日、米南部アラバマ州ベッセマーで、組合結成に向けて投票を呼び掛ける横断幕が掲げられたアマゾン・コムの倉庫=AP

 【ワシントン=吉田通夫】米南部アラバマ州にあるインターネット通販大手アマゾン・コムが運営する倉庫での労働組合結成を巡り、是非を問う従業員による投票は9日、反対多数で否決された。結成を支援してきた小売業界の労組「RWDSU」は、会社側の妨害工作があったとして異議を申し立てる方針という。
 投票を監督した全米労働関係委員会によると、結成を求めた738票に対し、反対は2倍を超える1798票集まった。有権者数は約5900人で、投票率は52%だった。
 RWDSUなど結成賛成派は、会社が組合を敵視する会議に従業員を参加させていたなどとして異議を申し立てる方針。これに対し、アマゾンは声明を発表し「事実ではない」と妨害工作を否定した。
 今回の投票は、倉庫労働者が、本社社員との所得格差の是正や過酷な労働環境の改善などを求め、2月から3月末まで郵便投票を実施。格差是正を掲げるバイデン大統領も労組結成を支援する考えを示し、注目されていた。

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