<新型コロナ>ワクチン、正しい知識を 千葉大病院医師らネットで解説 「効果や副反応、理解し判断して」

2021年4月11日 15時29分

インターネットサイト「こびナビ」で、新型コロナウイルスワクチンの効果を説明するスライド

 新型コロナウイルスワクチンの一般向け接種が十二日から、まずは高齢者を対象に千葉市内で始まる。ワクチンに関する正確な情報を届けようと、県内では専門家がインターネットサイトを開設した。県内市町村のうち、ほとんどの自治体で住民向けにワクチン接種についての情報や接種予約に関するコールセンターが開設されるなど準備が進められている。 (新型コロナウイルス取材班)
 新型コロナウイルスのワクチンに関する正確な情報を届けようと、千葉大病院(千葉市中央区)の医師らが、ワクチンの効果や副反応などの医学情報を分かりやすく解説するインターネットサイトを開設した。運営メンバー代表で同病院次世代医療構想センター長の吉村健佑(けんすけ)医師(42)は「正確な情報を理解し、接種するかを自分で判断することが大切」と呼び掛けている。
 医師らは、国内でワクチン接種が始まった今年二月にプロジェクト「こびナビ」を立ち上げ、サイトを開設。千葉大医学部出身の五人を含む七人を主要メンバーに医師ら約三十人が参加する。実際に新型コロナ患者に対応する医師もいる。
 「こびナビ」のサイトは、動画やスライドでワクチンの効果が出る仕組みを解説。副反応として確認されている症状のほか、ワクチンを受けた人が発症する確率が、受けなかった人に比べて約95%減るという臨床試験の結果も紹介している。医療従事者向けに、ワクチンの成分や安全性を解説するページもある。
 米国で接種を受けた医師や研究者ら約三十人の体験記も掲載。四十代の研究者は「接種の翌日午後は軽い眠気と倦怠(けんたい)感があったが、翌々日に軽快した」。三十代の研究者は「インフルエンザワクチンより個人的には痛み等、大幅に軽い印象」と振り返った。吉村医師は「自分と近い年齢の人の体験談を見るとよいのでは」と話す。
 「こびナビ」は、会員制交流サイト(SNS)でもワクチン情報を発信している。吉村医師によると、ワクチンの安全性を否定する不確かな情報がSNS上などで飛び交っており、「こびナビ」サイトを閲覧した人から「情報を見て安心した」との声が届いているという。吉村医師は「接種をするかしないかは自己判断。それぞれのメリットとデメリットを知った上で、決めてほしい」と話す。 (鈴木みのり)

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