ゴルフの松山英樹がアジア勢初のマスターズ優勝 日本人男子初のメジャー大会制覇 

2021年4月12日 08時36分
表彰式で、昨年覇者のダスティン・ジョンソン(左)からグリーンジャケットを着せられガッツポーズの松山英樹=いずれも米ジョージア州、オーガスタ・ナショナルGC(AP)

表彰式で、昨年覇者のダスティン・ジョンソン(左)からグリーンジャケットを着せられガッツポーズの松山英樹=いずれも米ジョージア州、オーガスタ・ナショナルGC(AP)

  • 表彰式で、昨年覇者のダスティン・ジョンソン(左)からグリーンジャケットを着せられガッツポーズの松山英樹=いずれも米ジョージア州、オーガスタ・ナショナルGC(AP)
  • 5番パーセーブの後、早藤キャディーとグータッチする松山英樹(右)
  • 18番、優勝を決め早藤キャディーと抱き合って喜ぶ松山英樹(背中)
 男子ゴルフのメジャー、マスターズ・トーナメントは11日(日本時間12日未明)、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(パー72)で最終ラウンドが行われ、単独首位発進した松山英樹(29)が4バーディー、5ボギーの73で回り、通算10アンダー。2位のウィル・ザラトリス(米国)に1打差を付けて逃げ切った。米ツアー通算6勝目。マスターズでアジア勢の優勝は初めてで、メジャーでは2009年全米プロの梁容銀(韓国)以来2人目、日本人男子では初の快挙となった。
 今大会は初日2位の好発進から安定したパットでスコアをつくり、初めて最終日最終組でプレー。4打リードで迎えたこの日は、スタートホールの第1打を右林に打ち込み、ボギースタート。連続バーディー発進したザラトリスに1打差まで迫られたが、2番バーディーですぐ取り返し、8、9番の連続バーディーで突き放した。一時は2位に5打差をつけ、独走態勢に入ったかに見えたが、15番で池に入れるなど連続ボギーをたたき、重圧を感じさせた。

◆優勝賞金2億2700万円、悲願のグリーンジャケット

 昨年はコロナ禍で史上初の無観客での秋開催となったが、今年は人数制限して観客を入れて開催された。2打リードで迎えた最終18番は、グリーン右バンカーから寄せきれずボギーフィニッシュになったが、グリーンを囲んだ観客、スタッフらからの温かい拍手に包まれた。
 ホールアウト後、中継局TBSのインタビューに「とてもうれしいです。朝からずっと緊張していたので、最後まで緊張しっぱなしで終わりました。(日本の家族や友人等も喜んでいる?)それを考えないでプレーしていましたが、いいプレーを見せられて良かったなと思います」と喜びを語り、日本人初のマスターズ制覇については「これまでメジャーで勝てなかったことが、僕が勝ったことで、日本人が変わっていくんじゃないかと思う。もっともっと勝っていけるように頑張ります」と、さらなる進化を約束。表彰式ではディフェンディングチャンピオンのダスティン・ジョンソン(米国)からグリーンジャケットを着せられ「このすばらしいオーガスタナショナルでここに立つことができてうれしいです。サンキュー」と挨拶、ガッツポーズで歓声に応えた。
 前日発表された今年の賞金総額は1150万ドル(約12億6千万円)で、松山は優勝賞金207万ドル(約2億2700万円)を手にした。

◆4歳で始め、明徳義塾高で全国制覇、史上初のルーキー賞金王

 松山は松山市出身で4歳からゴルフを始め、高知・明徳義塾高の08年全国高校ゴルフ選手権で優勝。東北福祉大時代の2011年、アマチュアとして初めてマスターズに出場し、27位タイで日本人初のローアマを獲得。その年の三井住友VISA太平洋マスターズで倉本昌弘、石川遼に次ぐ史上3人目となるアマチュアでの日本ツアー優勝を果たし、13年にプロ転向した。この年日本ツアーで4勝を挙げ、史上初のルーキーイヤー賞金王となり、秋から主戦場を米ツアーに移した。今大会で米ツアー6勝。マスターズでは15年に5位、16年に7位タイになるなど上位に食い込み、8年連続10度目の出場でグリーンジャケットに袖を通した。
 メジャーでは2017年全米オープン2位が自身の最高位。日本人のメジャー優勝は、女子は樋口久子(77年全米女子プロ)と渋野日向子(19年全英女子オープン)がいるが、男子では青木功(80年)と松山(17年)が全米オープンでマークした2位が最高だった。

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