余ったワクチンは廃棄…「混乱避けるため」と八王子市 一方、予約なしで訪れ断られた人も相次ぐ

2021年4月12日 20時17分
新型コロナウイルスワクチン接種の受け付けをする高齢者=12日午前、東京都八王子市で

新型コロナウイルスワクチン接種の受け付けをする高齢者=12日午前、東京都八王子市で

 12日から始まった、高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種。東京都八王子市では、事前に予約していた約250人が市役所で午前9時すぎから接種を受けた。予約なしで会場を訪れ、接種を断られるお年寄りも相次いだ。
 接種を終えた原村京子さん(80)は「うれしかった。まだの方に申し訳ない気持ちもある」。石森ヨシエさん(73)は「少し安心した。2度目を打たないと効果がないとも聞くので、しばらく静かにしたい」と語った。
 戸出靖夫さん(77)は、市が5日に受け付けた優先順の予約電話がつながらず、午前7時半ごろに市役所を訪問。「早めに打ちたかったが」とため息交じりで帰宅した。午前7時前から市役所の玄関前で待機した青木輝雄さん(82)も受けられなかった。
 午前9時からの約1時間に予約なしで訪れたのは5人程度だった。
 市によると、この日に予約していた2人が接種を受けなかったが、余ったワクチンは「混乱を避けるために別の人には回さない」(担当者)方針。開封されたワクチンは長期間の保存ができないため廃棄されるという。
 高齢者施設に入所する50人に対する接種も始まり、この日は介護老人保健施設に入所する80~90歳の5人に接種した。(布施谷航、林朋実)

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