<新型コロナ>まん延防止措置 三鷹駅の南北で閉店に時差 お客「つい南口に来てしまう」

2021年4月12日 21時34分

午後9時まで営業している三鷹駅南口近くの和食店。まん延防止等重点措置の初日、閉店時間に駅北口と1時間の「時差」が生じた

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ「まん延防止等重点措置」が東京23区や多摩地域6市で始まった12日、JR三鷹駅では北口は重点措置が適用される武蔵野市、南口は対象外の三鷹市という異例の事態に。飲食店の閉店時間に1時間の「時差」が生じ、地元商工会関係者らは対応に追われた。(花井勝規)
 「1時間の差に目を付け、北口側や隣の武蔵境駅から南口へお客さんがどっと流れてくる可能性がある」と危機感を募らせたのは三鷹商工会の岩崎守利会長(60)と吉田純夫商業部会長(54)。飲食店各店を訪ね、感染防止対策の徹底を要請して回った。
 閉店時間の1時間の差は客の入り具合に大きな影響を与える。岩崎さんは「駅からの距離が近い店ほどその傾向は顕著になる。客の集中でクラスターを発生させたら、これまでの感染防止の努力が水の泡になってしまう」と危惧する。
 三鷹駅南口に近い三鷹市下連雀にある静岡おでんの店「酒道ハナクラ」に1人で飲みにきた男性客(47)は「武蔵野市の店が午後8時で閉まるとなれば、ついこちら(三鷹市)側に来てしまう」と明かす。
 経営者中山圭さん(40)は「緊急事態宣言が終わり、1日の時短協力金が6万円から4万円に減った。うちは無休でやっているから月60万円の減額になった」とした上で「営業時間が1時間延びるよりも2万円のほうが魅力的。三鷹市も重点措置の対象になった方がよかった」と本音を漏らした。

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