<新型コロナ>ワクチン 高齢者接種スタート さいたまの特養3カ所145人

2021年4月13日 07時32分

ワクチン接種を受ける施設入所者=さいたま市北区で(代表撮影)

 新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種が十二日、さいたま市で始まった。医療従事者を除く一般住民の接種は県内では初めて。この日は市内三カ所の特別養護老人ホーム(特養)で百歳代までの入所者男女計百四十五人が接種を受けた。 (前田朋子)
 ワクチンは米ファイザー社製で、原則三週間の間隔で二回接種される。市は、八日に届いた千九百五十回分(九百七十五人分)を特養十五施設で優先接種し、二十三日までに終える予定。
 同市北区の施設では二十五人が一回目の接種に臨み、医師が「体調はどうですか?」「少しちくんとしますが頑張りましょう」などと声をかけながら進めた。施設長の女性(58)によると、痛みやしびれを恐れていた人もいたが、接種後は「安心した」「全然痛くなかった」との声も聞かれたという。三十五分ほどで全員が打ち終わり、副反応もなく、施設長は「(入所者が)にこやかなところを見て安心した」と話した。
 この施設では先月中旬に接種が決まり、短期間で入所者の家族の許可を得るなど準備に追われてきた。施設長は「二回目があるので感染防止対策に手が抜けないが、まずは安心安全に医師とも連携がとれてほっとしている」と話した。
 また、感染拡大防止のため入所者と家族が面会できない状態が一年以上続いており、施設長はワクチン接種で状況が改善することを期待。「すごく不便な思いをしていたと思うが、これで期待が持てる」と入所者を思いやった。

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