ミャンマー市民支援へ写真展 犠牲者遺族へ見舞金募る 富士宮で16日まで

2021年4月13日 08時06分

展示作品を見る宮下夏生さん=富士宮市役所で

 国軍によるクーデターに抗議し、多数の犠牲者が出ているミャンマー市民への支援を呼び掛ける写真展が十二日、富士宮市役所市民ホールで始まった。デモの際に軍に銃撃されるなどして亡くなった遺族に見舞金を送るため、寄付を募っている。十六日まで。入場無料。 (佐野周平)
 東京の市民団体「ビルマ応援の会」などが主催。代表を務める宮下夏生さん=東京=は三十代だった一九八〇年代、クーデターで自宅に軟禁されているアウン・サン・スー・チーさんと留学先のイギリスで知り合い、家族ぐるみの付き合いを続けてきた。
 政変を知った宮下さんが、ミャンマーのために何かできないかと考え、スー・チーさんの親戚から以前借りていた写真約四十点を活用して企画。市は五年前、同団体を通じてミャンマーに移動図書館用の車両を寄贈しており、その縁で富士宮での開催が決まった。今月下旬には東京でも開催予定という。
 展示は、スー・チーさんの幼少期の家族写真や、結婚式、子育ての様子を撮った写真など。昨年一月に宮下さんがスー・チーさんの自宅を訪れた際に二人で撮った写真もある。
 開会式では在日ミャンマー人の女性があいさつし、「心から深く感謝している。これからどんなことがあっても、皆さんとミャンマーの友情は続くと信じている」と喜んだ。
 クーデター以後、宮下さんはスー・チーさんと連絡が取れない状況が続いている。「ミャンマーの状況は日に日に悪くなっており、本当に心配している。日本人がミャンマーに思いをはせるきっかけになり、私たちは応援しているんだよという気持ちが現地に伝われば」と期待を込めた。

宮下夏生さんが昨年1月にアウン・サン・スー・チーさんの自宅を訪れた際に2人で撮った写真

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