流鏑馬と武者行列 5月8日 片瀬海岸、江の島で初 新型コロナの収束願い

2021年4月14日 07時19分

「疲弊した空気を打開してみんなを元気にしたい」と語る湯浅会長(右端)ら=藤沢市役所で

 新型コロナウイルスの収束を願い、神奈川県藤沢市の片瀬海岸西浜と江の島で五月八日、流鏑馬(やぶさめ)と武者行列が初めて行われる。市内の各団体でつくる実行委員会が十三日、発表した。鎌倉時代に源頼朝が戦勝祈願で江の島を訪れていたとされる故事にあやかり、市観光協会の湯浅裕一会長は記者会見で「コロナで疲弊した空気を打開したい」と語った。
 当日は江島神社で「コロナに克(か)つ」との思いを込めて祈願した後、武者の装束をまとった約六十人が江の島弁財天仲見世通りを練り歩く。片瀬海岸西浜でも行列を披露する。
 流鏑馬の舞台は、新江ノ島水族館を背にした片瀬海岸西浜の約三百メートル。埼玉県内を拠点に活動する「日本古式弓馬術協会」の会員が代わる代わるに五頭の馬を走らせ、八十メートル間隔で三カ所に置かれた的を馬上から射る。五千人程度の観客を想定。コロナ感染防止のため、警備員を各所に配置して密集しないよう呼び掛ける。
 片瀬海岸での流鏑馬は江島神社の相原圀彦宮司がかねて思い描いてきた。「富士山を望む地で、馬が疾風のように走り抜け、的を射る光景は素晴らしいだろうと」。湯浅会長と相談し、天下太平、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願う神事にコロナ追討の意味を重ねて「ぜひやろう」と話がまとまったという。
 相原宮司は「地域の活性化を図る最高の行事になるのではないか」と期待。湯浅会長は「成功させて来年以降も続けたい」と意欲を示した。 (吉岡潤)

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