旧久米邸洋館とは 「大正ロマンのまちづくり」 17・18日に移築本格化で催し

2021年4月14日 07時23分

移築前の旧久米邸洋館(沼田市提供)

 沼田市の名誉市民で、皇居二重橋などの設計に携わった久米民之助(1861〜1931年)の旧邸宅(東京都渋谷区)移築事業を進める同市は、本年度から事業が本格化するのに合わせ、17、18の両日、同市下之町のテラス沼田でキックオフイベントを開く。 (石井宏昌)
 事業の現状や今後の計画を報告するほか、講演会やパネルディスカッション、折り紙で旧久米邸洋館を作るワークショップを行い、市が中心市街地で進める「大正ロマンのまちづくり」への理解を深めてもらう。
 講演会やパネルディスカッションは「文化財とまちづくり」をテーマに十七日午後一時半〜同四時に開く。同洋館を久米家の後に所有した紀州徳川家の第十九代当主で建築家の徳川宜子さんを招き、思い出を交えながら邸宅の歴史や概要を紹介。歴史的建造物の移築設計を手掛けてきた建築家らと文化財を活用したまちづくりについて議論する。
 十七〜二十五日には移築に際して行った調査の結果や解体した同洋館の外壁材、建具、基礎コンクリートなどを展示する。折り紙建築ワークショップは十七日午後二時、十八日午前十時、午後二時の計三回予定する。小学生以上が対象で各回定員二十人。
 同市の「大正ロマンのまちづくり」は、歴史的建造物を中心街に集約して保存整備し、魅力ある街並みを創出する取り組み。
 これまで県指定重要文化財の旧沼田貯蓄銀行、国登録有形文化財の旧土岐家住宅洋館と旧日本基督教団沼田教会紀念会堂を移築した。旧久米邸洋館は二〇二二年度の移築完了を目指す。
 イベントは参加無料。ワークショップは事前予約が必要。問い合わせは市教育委員会文化財保護課=電0278(23)2111=へ。

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