静岡県伊豆の国市の市長選 候補者の経歴や思い

2021年4月14日 07時24分
 18日に投開票される伊豆の国市長選は、現職と新人の一騎打ちとなり、論戦を繰り広げている。新型コロナウイルス禍による地域経済の疲弊など、課題が山積する市政を先導するのはどちらか。候補者の横顔を紹介する。(渡辺陽太郎) =届け出順

◆小野登志子(おの・としこ)さん(76) 無現<2> 「命守りたい 信条」

 大学卒業後に実家の助産院に勤務した。出産にハプニングは付きもの。「最善は何か。瞬時の判断が求められた。この経験は今も生きている」と話す。
 二期八年の任期で、近年の猛暑に苦しむ子どものため、幼保育園と小中学校へのエアコン設置を完了させた。「今やらなければ」と、巨額の事業費が必要な老朽化したごみ・し尿処理施設と斎場の更新を決断。新斎場は利用が始まった。
 「命守りたい」の政治信条は崩さず、必要な事業を進めたが、人口減少は進行。市の発展を継続させるため、大学農学部誘致を中心とした「市学園都市構想」を掲げ、三選を目指す。日々の疲れを癒やすのは趣味であるオペラの創作と料理。家族は夫と一男一女。
<経歴> 市長・県史編さん委員・伊豆市民オペラ協理事(元)県議・韮山町議▽日大

◆山下正行(やました・まさゆき)さん(65) 無新 「故郷愛する国際派」

 利益の追求ではない公共的な仕事がしたいと公務員を志し、農業に林業、水産業と幅広い分野に関われる農林水産省を選んだ。
 貿易交渉などに携わった国際派だが、「国益とは地域を守ること」と強調する。
 成果の一つが、地域特産の農林水産物の市場価値を向上させる地理的表示(GI)保護制度の創設だ。県内では三島馬鈴薯(ばれいしょ)など三品が登録された。
 「今後は中央でなく、故郷から地域を守る」と立候補を決意。「公平公正な市政を取り戻す」必要性を実感したことも後押しした。「誠実さ」「丁寧に説明する力」を生かし、市民目線の市政実現を目指す。
 趣味は中南米音楽のフォルクローレ鑑賞や演奏。父と妻、愛犬と暮らす。
<経歴> (元)日本中央競馬会常務理事・農水省食料産業局長▽東大    

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