コロナ変異株「N501Y」が急拡大 首都圏でも5月に8~9割と推定

2021年4月15日 00時25分
英国由来の新型コロナウイルスの変異株(国立感染症研究所提供)

英国由来の新型コロナウイルスの変異株(国立感染症研究所提供)

 国内で14日に確認された新型コロナウイルス感染者数が4千人を超えた。4千人を超えたのは1月28日以来。大阪で2日連続で千人を超えたほか、兵庫でも初めて500人を上回り、関西地域で拡大が目立つ。東京や神奈川も緊急事態宣言解除後最多。厚生労働省に対策を助言する専門家組織は、変異株が東京や愛知など多くの自治体で増えており、従来株から急速に置き換わりつつあるとの分析をまとめた。関西では既に主流で感染者増加の一因となっている。
 政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長や日本医師会の中川俊男会長は相次いで流行の「第4波」にあるとの認識を示し、政府に迅速な対応を求めた。
 専門家組織は、首都圏と関西、東海、沖縄で、感染力の強い「N501Y変異」を持つ変異株の割合がどの程度増えるかを推計。5月前半には首都圏で8~9割程度、既に主流化している関西でも90%台後半に達する見込みで、各地域でほぼ置き換わる。
 医療提供体制も厳しい状況が続いており、脇田隆字座長は「全国的に20~30代を中心に感染拡大の傾向が見られる。この世代の感染の広がりを抑制した上で、高齢者層への波及にも警戒が必要だ」と訴えた。(共同)
 

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