若者の視点で地域貢献を 「若者会議」川崎市で18日に発足イベント 参加者募集

2021年4月15日 07時27分

かわさき若者会議の発足を前に肩を組んで意気込みを見せる、右から発起人の中野さん、参加者の石橋さん、小沼さん=高津区で

 川崎市内を拠点とする若者たちが会員制交流サイト(SNS)などで連携して地域貢献を目指すネットワークが十八日に発足する。「新型コロナによる外出自粛で、若者が地域に目を向けるようになった」と発起人の同市高津区、会社員中野絢斗(けんと)さん(23)。「この機会に連携し、若者の視点でこれまでにない活動をしたい」と抱負を語り、参加者を募っている。 (安田栄治)
 ネットワークは「かわさき若者会議」。これまでに市内在住の高校生から会社員まで十六人が参加を表明している。発足イベントで参加者を増やし、市内七区に幹事を置き、情報を集めて会議を運営していく方針という。
 中野さんは早稲田大在学中の半年間、欧州に留学。帰国前にユーラシア大陸の各国を訪問した際、「君の故郷はどんなところ?」と質問されてもうまく説明できなかったことから、帰国後は地元に目を向けることが多くなったという。
 学生生活の最後は授業のリモート化で「学生は大学というコミュニティーを失い、気軽に相談できる相手がいなくなった」と感じたことも。大学を卒業した昨年九月から今年四月に大手電機メーカーに就職するまでの半年間、地域貢献活動に取り組む中で、「コロナの収束が見えない今だからこそ」と若者のネットワークづくりを思い立ち、三月中旬からSNSで「若者会議」の発足を呼び掛けた。
 「渡りに船」と二つ返事で参加を表明したのは国士舘大大学院で環境問題を研究する小沼レオンさん(22)=宮前区。ごみ拾いなどの活動に参加してきており「地球の温暖化など環境問題は深刻で、地球の寿命は残り少ないともいわれている。将来を考えると今、若者が動かないといけないと思っていた」と話す。
 聖光学院高(横浜市)三年の石橋洋人さん(17)=中原区=は高校生で唯一の参加者。「オンラインで遠くの人とつながることができる半面、近くの人とつながる機会が少なかった。川崎の良さを伝えるために協力したい」と意欲を見せる。
 中野さんは「市内の視察などを繰り返し、皆で意見を出し合っていろいろな活動を立ち上げたい。シニアの市民団体と協力して相乗効果のある活動もしてみたい」と目を輝かせている。
 発足イベントは十八日午後二時から、高津区久本二の大蓮寺で。参加資格は二十五歳以下で、市内で活動することに興味・関心のある人なら居住地や職業など所属はこだわらない。参加希望は電子メール(kawasaki.wakamonokaigi@gmail.com)で受け付けている。

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