平和を訴える大木に 被爆アオギリ「2世」

2021年4月15日 07時43分

広島で被爆した「アオギリ」の親木の種から発芽した2世の苗木=本庄市役所で

 第二次世界大戦中に広島市で被爆したアオギリの種から発芽した「二世」の苗木が、本庄市役所の駐車場の一角に植樹された。吉田信解(しんげ)市長は「平和の大切さを訴えていくシンボルとして、十〜二十メートルの大木になってくれることを期待したい」としている。
 植樹されたアオギリの親木は、広島市に投下された原子爆弾の爆心地から約一・三キロの旧広島逓信局の中庭で被爆。爆心地側の幹の半分が焼けてえぐられながらも翌年に芽を吹いた。一九七三年に平和記念公園に移植され、広島市民に勇気と希望を与え続ける平和のシンボルになっている。
 戦後七十五年を機に広島市から全国の自治体に苗木分配の呼び掛けがあり、本庄市が応じた。二月に約三十センチだった苗木は五十五センチにまで成長したという。 (渡部穣)

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