<ベルマーレだより>初ゴールのルーキー、田中選手 謙虚に成長し続ける

2021年4月16日 06時52分

広島戦でもはつらつとしたプレーを披露した田中選手(湘南ベルマーレ提供)

 十八歳の田中聡が輝きを放っている。湘南ベルマーレU−18出身で、この春に高校を卒業したばかりのルーキーだ。昨年、高校三年生で早くもJリーグデビューを果たし、プロになる前に十七試合に出場。今シーズンもスタメンに名を連ね、アンダー世代の日本代表にも選ばれている。
 魅力は何と言っても恐れのないプレー。ピッチを離れれば、心優しく礼儀正しい青年だが、ピッチに入ると相手がどんな大物であれ、物おじすることなく強さを見せる。相手のボールを取りに行くというより、狩りに行くようなイメージ。最終ラインのポジションでプレーしていても機を見てドリブルで前線までボールを運ぶ。どんなプレーも思い切りが良く、実にすがすがしい。
 中学生時代にその才能を見いだされ、高校に上がるタイミングで長野から単身湘南へやってきた。寮に入り、多くの指導者、そして地域や学校など多くの人の支えによってサッカーができていることを身をもって感じている。だからこそ、高校生で活躍しようと、代表に選ばれようと、謙虚さを失わない。そして見据える目標の高さからか、どんな時も反省を忘れない。
 十日のサンフレッチェ広島戦でプロ初ゴールを決めた。チームに五試合ぶりの勝利をもたらす値千金の素晴らしいゴールだったが、試合後の最初の一言は「やっと取れました」だった。
 「昨年からずっとゴールやアシストといった結果を残してチームを助けたいと思っていた」という。年齢など関係なく、ピッチに立つ以上は責任を持ってプレーする。そして「走ることや戦う姿勢といった湘南スタイルをしっかり体現したい」とアカデミー出身としての誇りも抱いている。
 今後の成長から目が離せない選手がまた一人、誕生している。 (遠藤さちえ=湘南ベルマーレ広報)

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