「碓氷峠鉄道文化むら」でSLまた走るよ 修復費用のネット募金、目標1300万円達成

2021年4月16日 07時29分

修理工場に向けて搬出されるSLあぷとくん=安中市松井田町の碓氷峠鉄道文化むらで

 安中市松井田町の鉄道テーマパーク「碓氷峠鉄道文化むら」で、園内を走る蒸気機関車(SL)「SLあぷとくん」の修理費用をインターネット上で募るクラウドファンディング(CF)が、目標額の千三百万円を達成した。既に車両を東京の修理工場に運び、七月中の運行再開を目指す。
 あぷとくんは線路の幅が二フィート(六百十ミリ)で、一般の鉄道より狭い軌道を走る列車。園の外周約八百メートルを走る遊具として、開園した一九九九年から園のシンボルとして親しまれてきた。
 だが、老朽化で大規模な修理が必要となり、二〇一九年八月に運行を停止。修理に一千万円以上が必要で、運営する碓氷峠交流記念財団の資金では賄えず、CFで募ることにした。
 今年一月から募集を開始し、期限は三月末だった。先月二十五日の時点では、約八百九十万円だったが、同三十一日の終了時には個人や法人計九百七十五件、総額千三百七十二万五千五百円に上った。
 資金が集まらなければ廃車の可能性もあっただけに、財団の中島吉久理事長は「二十五日の時点では諦めかけていたが、思わず寄付額が伸びてびっくり。多くの方が力強く後押ししてくれたおかげ」と声を弾ませる。「夏休みまでにはSLあぷとくんの元気な姿を皆さんに披露したい」と話している。 (安永陽祐)

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