「作業が終わり、引き揚げるところで装置が作動した」新宿のCO2噴出事故、死亡4人の身元判明

2021年4月16日 12時09分
マンションの地下駐車場で作業員が死亡した事故で現場検証に向かう警視庁の捜査員=16日、東京都新宿区で

マンションの地下駐車場で作業員が死亡した事故で現場検証に向かう警視庁の捜査員=16日、東京都新宿区で

 東京都新宿区のマンション地下駐車場で消火設備が誤作動して二酸化炭素(CO2)が噴出し、男性作業員5人が死傷した事故で、警視庁捜査1課は16日、亡くなった4人の身元を発表した。同日朝から業務上過失致死容疑で現場検証し事故の状況を調べている。
 亡くなったのは足立区古千谷本町、上邨うえむら昌弘さん(58)、兄で同区江北の上邨昇巨のりきょさん(59)、住居不詳大川拓馬さん(27)、東村山市廻田町めぐりたちょう、相沢学さん(44)。
 同課によると事故当時、地下駐車場には6人がいた。男性作業員(28)が意識不明の重体。エンジニアの30代男性は自力避難した。
 事故は15日午後5時ごろ地下駐車場の老朽化した天井の張り替え作業中発生。「火災が発生。消火剤を噴出します」というアナウンスとともに消火設備のスプリンクラーからCO2ガスが噴出したという。
 作業を請け負った建設会社「株木建設」(豊島区)の担当者によると、作業は1次、2次の下請け会社の計3社で15日午前8時から実施。現場責任者の社員から「1日目の作業が終わり、引き揚げるところで消火設備の装置が動いてしまった」と報告を受けたという。責任者は地下駐車場の外にいて無事だった。

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