「トリチウム」キャラ問題、表現方法を変更へ 追加費用は「当然発生」と平沢復興相

2021年4月16日 21時28分
 平沢勝栄復興相は16日の記者会見で、復興庁が東京電力福島第1原発の処理水の安全性をPRするチラシや動画で、放射性物質トリチウムを「ゆるキャラ」のようなかわいらしいキャラクターで表現し、批判されたことを受け「全ての責任は私にある」として、デザインを修正する方針を改めて示した。(中根政人)

キャラクター化されたトリチウム

◆不安や懸念「本意でない」

 平沢氏は、チラシや動画の制作過程を検証する考えを示した。その上で「もし問題があるというのであれば謝る」と話し、現時点では謝罪しなかった。トリチウムのキャラクター化の経緯については「(発注先の)電通と復興庁のスタッフが話し合う過程でアイデアが出たと聞いている」と説明した。
 チラシや動画を巡っては「非常に分かりやすくてよいという声もいっぱいあった」と強調。一方で「不安や懸念を持つ方がいるのであれば、本意ではない」と話した。デザインの修正に伴う追加費用は「当然、発生すると思う」と語った。
 福島県の内堀雅雄知事は「この広報が、結果として逆効果になっているのではないかとすら受け止めている」と、復興庁を厳しく批判している。
 チラシや動画は政府が処理水の海洋放出方針を正式に決定した13日に発表され、被災地やインターネット上などで批判が噴出。復興庁は14日に公開を中止した。

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