車いす利用者ら鎌倉の海を満喫 「パラスポーツフェスタ」で波乗り体験

2019年9月29日 02時00分

サポートを受け水陸両用車いすで海に入る参加者=鎌倉市で

 障害のある人もない人もともに楽しむ体験イベント「かながわパラスポーツビーチフェスタ」が二十八日、鎌倉市の由比ケ浜海岸であった。砂浜には木材の通路(ボードウオーク)やビーチマットが設置され、車いす利用者らが海水浴やゴムボート遊びなどをして、秋の海を満喫した。
 県などでつくる実行委員会が初めて開催。青空の下、車いす利用者が次々と訪れ、貸し出しの水陸両用車いすに移って海に入ったり、ボランティアのサポートを受けてゴムボートで波乗りを楽しんだりした。
 高次脳機能障害などのため、一年半ほど前から車いすを利用している三橋正子さん(49)=三浦市=は、水陸両用車いすで海に入った。「車から眺める海の景色と、海から見る景色は全然違う。今日はすごく楽しくて、以前ウインドサーフィンをしていたころと同じ気持ちになりました」と満面の笑み。
 脳性まひの長女(8つ)と海水浴を楽しんだ会社員の男性(54)=東京都葛飾区=は「子どもを抱いて砂浜を動くのはしんどい。波打ち際まで車いすで移動できる、こういうマットがあれば助かる」と話した。
 「つくろう挑戦を支える社会」をテーマに、黒岩祐治知事と障害者サーフィン世界選手権連覇の内田一音(かずね)選手(47)=鎌倉市=によるトークショーもあった。由比ケ浜のバリアフリー化を働き掛ける内田さんは「次の目標は、一年中ボードウオークが敷かれること」と語った。 (北爪三記)

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