車いすのまま乗車できるUDタクシー あす川崎で試乗会

2019年9月27日 02時00分

28日に幸区のコトニアガーデン新川崎で試乗会が開かれるUDタクシー(主催者提供)

 障害があっても、「一人で移動」をかなえたい-。そんな街の姿を目指して、川崎市幸区のNPO法人が二十八日、車いすのままでも乗車できるユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)の試乗会を開く。障害者とタクシー会社の交流を通して、「まず互いの垣根を低くしたい」と説明している。 (石川修巳)
 試乗会はNPO法人「はたらくらす」が主催し、幸区北加瀬のコトニアガーデン新川崎を会場に無料で開催する。代表の石渡裕美さん(40)は「障害があっても支え合って、地域で暮らしやすくするのが理想」と語る。
 はたらくらすが昨年開いた講座に、自閉症の子を持つ母親が参加。障害者が一人で移動するのは難しい現実を知り、改善する一歩として試乗会を企画したという。
 石渡さんによると、障害者には乗車を断られたつらい経験とともに、「タクシー側に迷惑をかけるのではないか」との懸念も。一方のタクシー側にも、障害が一人ひとり異なるため、運転手がどう対応したらいいか分からない、という不安があるのだという。
 試乗会には県タクシー協会川崎支部なども協力し、UDタクシーの乗り降りなどを試せるようにする。市によると、市内のタクシー会社が所有するUDタクシーは、今年三月末で百二十七台あるという。
 はたらくらすは試乗会に加えて、障害の内容や配慮事項などを事前に登録し、タクシー側が把握できるようにすることで、利用しやすくする仕組みづくりも想定している。「そのためにはリーダーも、マンパワーも必要。賛同してくれる方の力を借りたい」と石渡さん。
 試乗会は幸区在住に限らず、障害者やその関係者らが対象。午前九時半から試乗会、同十一時から室内で意見交換会を開く。荒天なら十月五日に延期。詳しくは、はたらくらすのホームページへ。

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