マイナンバー地裁「合憲」 「主張反映されず」原告側、争い続ける姿勢

2019年9月27日 02時00分

「不当判決」の垂れ幕を掲げる弁護士ら=横浜市中区の横浜地裁前で

 マイナンバー制度を合憲と判断した二十六日の横浜地裁判決。「プライバシーを侵害し、違憲」と訴えてきた原告らは判決後に横浜市中区で集会を開き、「不当な判決」「われわれの主張が反映されていない」と不満の声を上げ、違憲判決が出るまで争い続ける姿勢を見せた。 (丸山耀平)
 原告二百三十人の代表を務めた宮崎俊郎(としお)さん(58)=横浜市=は「国の安全対策は全く機能していないと裁判で訴えてきたが、判決に反映されなかった。マイナンバーの普及を推進する国にこびる判決になっているのではないか」と地裁への不信感を募らせた。
 別の女性原告は「二百三十人以外にもこの制度に不安を抱えている住民はたくさんいる。その人の思いを訴え続けたい」と決意を述べた。
 地裁判決について、弁護団の小賀坂徹弁護士は、国の形式的な情報漏えい防止策を過大評価していると指摘。「現代社会におけるプライバシー権の重要性について全く理解しておらず不当だ」と批判した。
 マイナンバーのデータ入力業務を委託された業者が違法に別の業者に再委託して情報漏えいが起きた川崎市やさいたま市の事例を紹介。「判決には、インターネットに組み込まれると情報がコントロールできなくなるという(われわれの)主張が全く反映されていない。極めて残念だ」と怒りをにじませた。 

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