対話で生まれる「気付き」 国立市、大学生ら主催 「まちの小さな言論空間」

2021年4月18日 07時15分

食をテーマに語り合う参加者ら=国立市で

 政治や社会について話し合える場をつくろうと、大学生らが国立市内で対話イベントを開いている。毎回テーマを決めて、互いに考えを言い合う。メンバーの川端萌さん(22)は「他人の意見に耳を傾ける中で気付きが生まれる」と魅力を語る。十七日には「あなたの食のポリシー、教えてください」をテーマに十人が参加した。 (竹谷直子)
 主催するのは大学生らでつくる市民団体「まちの小さな言論空間」。今春早稲田大を卒業した川端さんと津田塾大大学院の中村藍海さん(23)、一橋大の山田諒(りょう)さん(20)が運営する。イベントは昨年十二月から月に二〜三回開催。初めはメンバーを含めて参加者が五人ほどだったが、評判を呼び十人ほどになってきたという。
 今回はフードロスや農薬などが話題となり「地球のためと思わないと、オーガニックフードのような高い食品を買えない」「食育が大切」などの意見が出た。
 中村さんは「社会への無関心、思考停止がいけないと思って始めた。今では街の居場所として、くつろいで話せる場になっている」と話す。山田さんは「会員制交流サイト(SNS)など、自分の意見を発信できる場はあるが、フィードバックをもらう場は多くない。コロナ禍だからこそコミュニケーションの場が必要だ」と力を込めた。
 五月は一日に「寄付について」、十五日に「私と国家について」をテーマにイベントを開く。いずれも午後一時から、富士見台のコミュニティースペースで開く。詳細はFacebookの「まちの小さな言論空間」で確認できる。

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