<新型コロナ>見頃のチューリップ80万本 密集防止 苦渋の刈り取り

2020年4月26日 02時00分

多くの人の目を楽しませていた「佐倉チューリップフェスタ」=2019年4月13日(佐倉市提供)

 佐倉市の「佐倉ふるさと広場」で、四月中旬に見頃を迎えたチューリップ約百種類、約八十万本が刈り取られた。来場者が密集し、新型コロナウイルスの感染が広がるのを防ぐための措置で、担当者は「苦渋の決断だった」と話す。
 同広場で毎年四月に開催される「佐倉チューリップフェスタ」は、風車を背景に色とりどりのチューリップを楽しめ、県内外から多くの来場者が訪れる。
 しかし今年は、七日の緊急事態宣言を受け一週間でイベントは中止に。市は駐車場を閉鎖したり、看板で来場を控えるように呼び掛けたりしたが、広場は自由に出入りができるため、宣言後初めての週末には、約四百人が集まる時間帯もあった。
 市は密集を防ごうと刈り取りを決断し、十五~十六日に市観光協会などが作業した。花の一部は市内の幼稚園や保育園に寄贈したという。市の担当者は「非常に残念だが、感染拡大を防止するためにはやむを得ない判断だった。一日も早く終息して、また来てほしい」と話した。

密集を防ぐためチューリップが刈り取られた「佐倉ふるさと広場」=23日、いずれも佐倉市で

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