避難者癒やした演奏が縁 加須市観光大使に大川義秋さん 福島・双葉町出身の箏奏者

2021年4月19日 07時08分

大橋市長(右)から観光大使の委嘱状を受け取る大川さん=加須市役所で

 加須市は十六日、県内を拠点に活動する福島県双葉町出身の箏(こと)奏者大川義秋さん(25)に市の観光大使を委嘱した。
 大川さんは中学卒業の日に東日本大震災で被災し、埼玉県に避難。急きょ入学した南稜高校(戸田市)の邦楽部で箏に出合った。「繊細な癒やしの音色に救われた」と魅力を感じて練習に打ち込み、大学進学後は全国コンクールで最優秀賞に輝くなど箏奏者として活躍している。
 大川さん自身は加須市に避難していないが、昨年、市内で避難生活を送る双葉町の人たちの前で演奏を披露したことなどが縁となり、今回の観光大使就任につながった。
 市役所であった委嘱式に大川さんは、はかま姿で出席し、大橋良一市長から委嘱状を受け取った。
 大橋市長は「加須市と双葉町の両方の情報発信をしていただくとありがたい」と期待。大川さんは「観光大使に選んでいただいて、とても光栄です。加須市の観光名所を曲にしてPRできたら」と話した。
 市の観光大使の就任は大川さんが百四番目。 (寺本康弘)

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