大阪府、緊急事態宣言を要請へ 京都、兵庫と「共同要請あり得る」と吉村知事

2021年4月19日 13時06分
大阪府庁で取材に応じる吉村洋文知事=19日午前

大阪府庁で取材に応じる吉村洋文知事=19日午前

 大阪府の吉村洋文知事は19日、府内の新型コロナウイルスの感染状況について「非常に厳しい」と述べ、政府に緊急事態宣言の発令を要請する意向を記者団に示した。20日に対策本部会議を開き、正式決定する。加藤勝信官房長官は19日の記者会見で「特に厳しいのは医療提供体制だ」と強い懸念を示し、要請があれば速やかに検討するとの認識を示した。
 大阪と同じく感染が拡大している京都府、兵庫県について吉村氏は「両知事に(政府への要請方針を)報告する」と述べ、京都、兵庫も要請するとの判断になれば「共同要請ということもあり得る」と話した。
 吉村氏は、政府が緊急事態宣言を出す場合は「より強い措置が必要だ。テーマパークや百貨店、大規模商業施設、大型の映画館などに休業要請し、人の動きを止める必要がある」と話した。
 また病床の逼迫を踏まえ、感染症法に基づいて軽症・中等症病床を新たに1100床確保するよう19日に医療機関に要請すると明らかにした。吉村氏の発言に先立ち、菅義偉首相は大阪の状況に「極めて危機感を持って対応している。国と大阪府で病院確保に今、全力で取り組んでいる」と官邸で記者団に語った。
 大阪では5日に「まん延防止等重点措置」が適用されたが、2週間が経過しても新規感染者数が減少に転じておらず、18日には過去最多の1220人の感染者が発表された。吉村氏は「本来は少なくなる日曜日に過去最多となり、判断した。重点措置では効果は不十分だ」と述べた。

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