日野市長選 大坪さん3選 接戦制す 元副市長問題「批判 真摯に受け止め」

2021年4月20日 06時33分

3選を決め、万歳する大坪冬彦さん(中)=日野市で

 十八日投開票された日野市長選は、無所属現職の大坪冬彦さん(63)=自民、公明、国民民主、都民ファーストの会、日野・生活者ネットワーク推薦=が、無所属新人で元市議の有賀(あるが)精一さん(62)を破り、三選を果たした。当日有権者数は十五万二千八百八十六人。投票率は41・55%(前回36・65%)だった。最大の争点となった元副市長問題で、市民は現市政に真相究明を託した。 (服部展和)
 大坪さんの事務所に午後十一時五十分ごろ、当選確実の知らせが届くと、支援者らが大坪さんを拍手で迎えた。約千六百票差の接戦を制した大坪さんは「予想以上に厳しい戦いだった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。その上で「批判は真摯(しんし)に受け止めなければならない。市の広報紙に元副市長問題に関する文書を載せたが、市民への説明が足りなかった」と述べた。
 選挙戦では、元副市長が市立病院臨時職員時代に地方公務員法に反して土地区画整理組合で兼業し、市から土地区画整理事業の助成金をだまし取ったとして起訴された問題が逆風となった。大坪さんは再発防止を唱えて市民に理解を求め、与野党からも幅広い支援を受けた。
 大坪さんは三期目の抱負を「継続と発展」と強調。元副市長問題は「調査を続けて真相を究明し、不正を許さない組織に刷新する」とした。ほかに新型コロナ対策でワクチン接種態勢整備と支援制度の拡充、子育て支援強化などにも取り組むとした。
 有賀さんは「現市政では元副市長問題を解決できない。情報公開を進め、クリーンな市政を実現する」と訴えて猛追。市議として元副市長問題を追及してきた実績を掲げ、一部の野党市議からも支援を受けたが、わずかに届かなかった。
 市議補選(被選挙数三)も同日投開票され、当選者が決まった。

◆日野市長選確定得票

当 31,873 大坪冬彦 無 現<3>
  30,188 有賀精一 無 新 
◇市議補選確定得票(被選挙数3−候補4)
当20,954 蛭田智也 自新
当16,098 渡部三枝 共新
当13,102 森久保夏樹 無新
 11,378 遠藤茂 立新

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