<キッチンカー グルメ>西京屋 周(竹弁当)

2021年4月20日 07時22分

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◆料亭仕込みの銀ダラ

 銀ダラと銀シャケの西京焼きが入って600円のお弁当がある。そんな話を聞いてもにわかには信じられなかった。そもそも西京漬けは高級なイメージだ。うわさのキッチンカー「西京屋 周」の現物を見てさらに驚いた。西京焼きのほか副菜3種と炊き込みご飯が付いた「梅弁当」で600円。副菜5種の「竹弁当」=写真<1>=でも800円だ。
 「すべて手作りです。手間を惜しまなければおいしく安価で提供できますよ」と店主の遠山周作さん=写真<2>。深夜3時まで仕込みをし、6時半には起床。疲れを見せず、笑顔で接客もする。

<2>

 東銀座などの料亭で16歳から修業を重ね、22歳で独立。「料亭はお金持ちしか来ない。幅広い人に食べてほしい」とショッピングセンターのフードコートに出店。唐揚げや丼物で13カ月連続して売り上げを伸ばし、施設から表彰された。
 キッチンカーを始めたのは昨年5月。コロナ禍でも質の高い弁当が評判となり1カ月で軌道に乗せた。
 メニューには唐揚げや豚丼もある。すべて西京みそに漬けてから調理。肉を柔らかくする効果はもちろん「衛生面も考えてのこと。腐らせる原因になる余分な水分が抜けますので」。
 自慢の西京みそは、京都から取り寄せる白みそをベースに「料亭の技術を盛り込んでいます」。二段重の弁当箱も、板前らしい身支度も、掃除も、すべてがきちんとしている。走る料亭に見えてきた。 (さりあ)
 出没先は、キッチンカーの拠点「SHOP STOP」中心。PMO東新橋、御殿山、お台場、品川、南青山、晴海など。公式サイトやSNSで情報発信中。

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