医療従事者へ無償の弁当 伝言カードに感謝添えて 中目黒の商店街

2021年4月22日 07時12分

医療従事者に配達される弁当。「目黒川の桜」をかたどったメッセージカードが添えられている =いずれも目黒区で

 目黒区の中目黒商店街連合会が、区内の飲食店に弁当を発注し、新型コロナに対応する医療従事者に無償で届ける取り組みを続けている。食の力で支援し、弁当には、区民らから集めた医療従事者への感謝の気持ちを書いたメッセージカードが添えられている。 (山下葉月)

回収したクーラーボックスに毎日欠かさず入っている手紙

 中目黒駅周辺の六つの飲食店が参加。各店舗で作られた弁当は平日、一日二回、中華料理店「花壇」(同区中目黒)に集められ、区内四病院に配達される。一日あたり計百九十食。来月三十一日まで行う。
 今月二十一日の朝も、花壇では、スタッフが焼き肉弁当や魚を中心とした和食弁当など五種の弁当をクーラーボックスに入れ、車に積み込んだ。
 店長の中間一公さん(57)は「飲食業界も厳しいけど、医療従事者はもっと大変だから」と支援を決めた訳を語った。多忙な上、コロナ患者と接触していることから外食がしづらい環境だと知り「せめて外食気分を味わってほしい」と、衛生管理を徹底した上でメニューをかぶらないようにしている。
 クーラーボックスを回収すると、病院から毎日、「お弁当の中身も少しずつ変わっていて楽しみ」「おいしいお弁当が頑張る活力です」などの手紙が入っているという。中間さんは「うれしくてやる気になります」と笑顔を見せた。
 連合会の本橋健明会長は「今後は参加店舗を増やし、医療従事者の方にいろんな中目黒の味を楽しんでほしい」と話した。

弁当の数などを確認しながらクーラーボックスを準備する中間一公さん

 この取り組みに対し、区は商店街に一千万円を助成。クラウドファンディングも同時に実施し、集まった資金を助成金に充てる。二十一日現在、寄付額は約百六十六万円。目標額の五百万円に向けて、区は協力を呼び掛けている。
 クラウドファンディングはhttps://www.furusato-tax.jp/gcf/1196にアクセスを。

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