<新型コロナ>LINEでワクチン予約 県がシステム導入 沼田・安中など22市町村が利用予定

2021年4月22日 07時17分

予約システムの画面イメージ(県提供)

 群馬県は新型コロナウイルスワクチンの接種予約に対応するため、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を活用したシステムを導入した。既に渋川市や草津町などが予約の受け付けで利用し、太田、沼田、安中市など計二十二市町村(前橋、高崎市は除く)が順次使う予定。予約が始まった高齢者に配慮し、渋川市はラインを使えない人や一人暮らし向けに電話での受け付けも併用した。 (市川勘太郎)
 システムの名称は「ぐんまワクチン接種LINE予約システム」。県民の利便性を向上させ、市町村の予約業務の負担を軽減し、効率化するのが狙い。県によると、県がシステムを整備して市町村が使うのは全国的にも珍しいという。
 利用方法は、県のライン公式アカウント「群馬県デジタル窓口」を検索して友達登録し、メニューから「新型コロナワクチン接種予約」を選択。案内に従い各市町村から送られる接種券に記載の番号や希望する会場、日時などを入力する。
 二十四時間予約でき、居住地を登録すると接種の開始時期も通知がある。二回目の予約にも対応する。家族が自らのスマートフォンでも予約を代行できる。
 ラインと電話を併用した渋川市では十五日、七十五歳以上を対象に集団接種の計八百人分の予約を受け付けた。ただ、電話がつながらずにラインへ予約が集中し、受け付け開始から約二十分で終了。ラインの予約が約八割を占めた。
 同市は十六日、山本一太知事に改善を求める要望書を提出。これを受け県は、電話とラインの予約に自治体が事前に人数の上限をそれぞれ設定できるようにした。設定は自治体の判断に委ねる。
 ラインを巡っては三月、利用者の名前や電話番号などの個人情報が委託先の中国の関連会社で閲覧可能だったと判明。県は「公式アカウントに海外からのアクセスはできず、個人情報は国内の委託業者の国内サーバーで安全に管理される。情報流出のリスクは低い」と説明している。

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