緊急事態宣言要請の東京、感染力強い変異株「N501Y」が急増

2021年4月22日 16時57分
 新型コロナウイルスの感染拡大が続く東京都で、変異株の割合が全体の9割を占めることがわかった。感染状況を分析する都のモニタリング会議で専門家から報告された。データからは、2度目の緊急事態宣言が解除された後の3月下旬から、感染力が強いとされる変異株「N501Y」が全体の3割にのぼり、急増している状況が浮かび上がった。
 モニタリング会議では、東京都健康安全研究センターによるスクリーニング検査をもとに推計した変異株の発生割合が発表された。資料によると、変異株の割合は右肩上がりで、3月中旬には変異株「E484K」が全体の約半数を占め、直近の4月12日の週には変異株が約9割にのぼっている。
 専門家が特に警戒するのが、「N501Y」だ。都内では22日正午までに771人が確認され増加傾向だ。3月半ばまでは全体に占める割合は数%だったが、3月下旬から急上昇し、いまでは全体の3割を占める。小池知事は「%としては低いが全体の感染そのものが増えている」と危機感を募らせる。
 22日には新規感染者が861人確認され、感染者の増加するスピードも加速している。小池氏は「N501Yは従来株よりも最大1.9倍、感染力が高いという報告がある」と指摘。変異株の拡大の早さを踏まえ、政府に緊急事態宣言の発出を要請した。
 「東京iCDC」専門家ボードの賀来満夫座長は「変異株の増加が、感染者数の増加に確実に関わっている」と話している。

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