調布の医師巡回接種 始まる 「想定以上にスムーズ」 「密」回避、CO2センサー設置

2021年4月23日 07時20分

15日に行われた集団接種シミュレーション。実際の接種は報道陣には公開されていない=調布市で

 調布市は二十二日、七十五歳以上の高齢者に対する新型コロナウイルスワクチンの集団接種を始めた。高齢者は会場内を移動せず、医師らが巡回してくるのを待つ「調布方式」。会場の「密」を避けるために、二酸化炭素(CO2)濃度を測定するセンサーも導入した。多摩地域の多くの自治体で、五月から施設に入所していない一般高齢者の接種が本格化する見通しだ。
 調布市の接種は、京王線調布駅前の仮設プレハブで行われた。事前に予約していた高齢者は受け付け後、ブースの座席に座ったまま待機。医師と看護師が巡回し、計三百七十一人が接種を受けた。四人がキャンセルし、余ったワクチンは医療関係者に使用された。
 接種後に副反応の様子を見た人も含め、高齢者が受け付けから会場を出るまでの時間は二十分〜四十分程度だった。市の松井佳孝・接種担当課長は「初日は想定以上にスムーズに実施できた」と胸を張った。
 接種会場には「密」を回避するため、地元の電気通信大学が開発したCO2濃度をリアルタイムで測定できる小型センサーと可視化ボードを複数箇所に設置。市担当者は「今日は平均で五〇〇ppmだった。一五〇〇ppm以下ならば問題ないレベルだ」と話した。同市は五月十六日までにこの日の高齢者を含む計約九百七十五人に二回、接種する。接種会場の運営を巡っては、高齢者が受付、予診、接種の順に会場内を移動する国が示した方式に比べ、調布方式は約一・八倍の効率化が図れると想定している。 (花井勝規)

「密」回避のため接種会場に導入したモニターやCO2センサー=市提供

関連キーワード

PR情報

東京の新着

記事一覧