カメルーン出身ワッシー 新内節の名取「菊和志」に 来月4日に披露目

2021年4月23日 07時33分
 カメルーン出身のワッシー・ビンセントJr.(56)=写真(右)=が江戸浄瑠璃の一流派、新内節の名取となり、「富士松菊和志(きくわし)」として精進を重ねている。5月4日午前11時から、東京・有楽町マリオン別館7階「オルタナティブシアター」で、菊和志の名披露目(なびろめ)がある。
 アフリカ出身者が芸名を名乗ることができる「名取」になることは珍しい。ドラム奏者だった菊和志は二十余年前、打楽器を学ぶため来日。大阪のホームステイ先が新内節の師匠宅で、そこにあった三味線に興味を持つ。その後、東京都内(現在は千葉・松戸)が拠点の富士松菊三郎=同(左)=を紹介されて師事した。
 哀調あふれる新内節の音に触れ「音楽観が変わった」と菊和志。一心不乱に稽古に励んでいる。名披露目は菊三郎の弟子が開く「富士松菊子の会」で実現する。妻と遊女の切ない恋心を描く「蘭蝶(らんちょう)」を師弟共演で披露する。菊和志は「緊張しているが、頑張るしかない」と話した。
 菊三郎=(電)090・4629・8105。 (ライター・神野栄子)

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