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【千葉】

千葉大はちみつ 月ごとの味 西千葉キャンパスで養蜂、発売

千葉大が販売を始めた蜂蜜(いずれも千葉大提供)

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 千葉大学は、西千葉キャンパス(千葉市稲毛区)で研究用に養蜂したハチから採取した蜂蜜「千葉大学 西千葉キャンパス産のはちみつ」の販売を、千葉そごう地下一階で始めた。ミツバチを通して都市環境などを考える試みだが、地産地消にも一役買う。 (村上豊)

 養蜂を通して生態系や都市環境、食の大切さを考える取り組みは「ハチミツ・プロジェクト」と呼ばれ、東京の銀座や目黒で行われている。雑居ビルの屋上などでミツバチを育てて植物の授粉を促すことで街に花を増やし、採取した蜂蜜で商品を作ったりスイーツを開発したりし、地域の活性化も目指す。

 千葉大では松戸、柏の両キャンパスで養蜂をしてきたが、都市環境で多角的に研究しようと今年三月、西千葉キャンパスの十階建ての建物の屋上に養蜂箱を設置。ミツバチが巣に持ち帰る花粉のDNAを分析して、周辺緑地の状況や緑化に適した植物を調査し、地産地消の商品開発にも乗り出した。工学部デザインコースの学生がスタイリッシュな箱の開発を手掛けるほか、研究結果を踏まえての環境教育や、ミツバチの生育環境の向上を目指すための緑化活動の推進も目指す。

 養蜂している十六万匹のミツバチは西千葉キャンパスの半径三キロほどを飛び回る。周辺の街路樹や千葉公園から蜜を集めているとみられ、市内に蜂蜜の原料となる植物がたくさんあることが分かった。

採取の様子=千葉大西千葉キャンパスで

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 環境健康フィールド科学センターの三輪正幸助教は「ミツバチを通して都市環境を考えるきっかけになればと始めた。都市緑化の状況を花粉のDNA分析によって評価する手法は効果的だと実証されつつある」と語る。

 商品は非加熱製で、安心・安全をPRするため百十五項目の残留農薬を分析した結果を記載。百十グラム入りで千七百二十八円(税込み)。収穫時期によって蜜源となる植物が異なるので、四月はサクランボや菜の花で甘みが強く濃厚、五月がトチノキやアカシアで非常にさわやか、六月がクローバーや矢車菊で優しい甘み、七月が長寿草やイワダレソウでわずかに薬草の香りなど、月ごとにいろいろな味が楽しめる。

 

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