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【千葉】

貸農園が障害者の職場に 松戸ファーム 企業の雇用促進へ9日開園

エスプールプラスが運営する貸農園「市原ファーム」=いずれもエスプールプラス提供

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 障害者を企業が雇用して、従業員として農作業に従事してもらう貸農園「わーくはぴねす農園 松戸ファーム」が九日、松戸市高塚新田に開園する。中央官庁や自治体での法定雇用率水増しが問題となる中、障害者が働ける場をつくるとともに、民間の障害者雇用を進める仕組みだ。 (林容史)

 障害者雇用コンサルのエスプールプラス(東京都千代田区、和田一紀社長)が事業を手掛ける。二〇一〇年十月に市原市に市原ファームを開園。現在、県内には柏市や船橋市などに計十園があり、松戸ファームは十一園目となる。

 同社が面接して選抜した知的、精神、身体障害者に農業を学んでもらい、雇用を希望する企業側に紹介する。障害者は各企業での本来の業務には就かず、その代わりに日に六時間ほど農園で野菜づくりに励み、企業から給与をもらう。月十万円以上の収入が見込めるという。同社は農園を貸し出すほか農園の管理と運営、農業指導などを行う。製造、アパレル、証券、ホテルなど多様な企業が参画しているという。

エスプールプラスが運営する貸農園

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 松戸ファームは約八千二百六十平方メートル。ハウスの養液栽培でレタスや水菜、コマツナを育てる。メロンやスイカなども手掛け、最大四十種類まで増やせるという。収穫した野菜は参画企業の社員に配ったり、社員食堂の食材として利用したりする。

 当初は松戸市近隣の障害者十人ほどを、製鉄業や商社など五社が雇用する予定。今後、福祉施設や自治体などと連携し、約六十人まで雇用を増やしていく。障害者をサポートするため、企業がOBやシルバー人材センターの会員らを農園管理者として雇う。

 障害者雇用促進法で国や地方自治体などは2・5%、民間企業は2・2%、都道府県などの教育委員会は2・4%以上の割合で障害者を雇用することが全ての事業主に義務付けられている。

 

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