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【千葉】

主将の重責「4強目指す」 富里市職員・古城さん 障害者の「アンプティサッカー」W杯

日本代表ユニホームを着た相川市長(左)から花束を贈られた古城さん=富里市役所で

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 メキシコで二十七日に開幕する障害者スポーツ「アンプティサッカー」のワールドカップ(W杯)に、富里市御料の古城暁博(こじょうあきひろ)さん(35)がキャプテンとして出場する。出発を前に勤務先の市役所の相川堅治市長を訪ね、「ベスト4がチームの目標。結果を出さないと帰ってこられないくらい気持ちを高めている」と抱負を力強く語った。 (小沢伸介)

 アンプティサッカーは、下肢を切断した選手がつえを両腕に持ちながら片脚でボールを扱うフィールドプレーヤーとなり、上肢を切断した選手が片腕でゴールを守る。試合は七人制で二十五分ハーフ。選手たちはゴールライン四十メートル、タッチライン六十メートルのピッチを走り回り、激しい当たりでボールを争奪するなど迫力ある攻防を繰り広げる。

 古城さんは五歳の時に交通事故に遭い、右脚をひざから失った。高校時代にはシドニーパラリンピック陸上競技の出場経験がある。アンプティサッカーの競技歴は七年。AFCバンブルビー千葉に所属し、昨年から日本代表キャプテンを務める。ポジションは守備の要センターバックだ。

 「体力的にはギリギリだが、若い選手にはまだ負けられない」と言い、平日は仕事の合間の昼休みに十〜十五分ほど走り込んで体力を維持。一方、試合の流れや相手の特徴をいち早くつかんで対処できるだけの経験も積み、選手として最高の状態に近づいている。

 W杯はアンプティサッカーで最高峰の大会。日本は過去三回出場し、二年前の前回は決勝トーナメント一回戦で敗退したが、毎回成績を上げている。今大会は二十二カ国が出場予定で、日本はグループリーグでコスタリカ、コロンビア、ポーランドと対戦する。

 古城さんは「職場ではいつも気持ち良く送り出してもらい感謝している。結果を求められ、キャプテンも任されて責任重大。どんな状況になっても下を向かずにプレーしたい」と闘志を燃やした。

 相川市長は花束を贈り、「よく公園で走っている姿を見ている。大会では頑張ってきてほしい。いい結果を待っている」と激励した。

 

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