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【千葉】

袖ケ浦に石炭火力発電所建設 8割が「計画」知らない

住民の意識調査の結果を話すNGO「グリーンピース・ジャパン」の関根彩子さん(中)ら=県庁で

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 非政府組織(NGO)「グリーンピース・ジャパン」(東京都)は、袖ケ浦市で建設計画が進む石炭火力発電所に関して、周辺住民計千人に意識調査をしたところ、81・8%が計画を「知らない」と回答したと発表した。結果は同NGOのホームページで公開し、事業者にも届けるという。 (黒籔香織)

 計画では、出光興産と九州電力、東京ガスが出資する「千葉袖ケ浦エナジー」が、袖ケ浦市中袖に石炭火力発電所を二基(計二百万キロワット)建設する予定だ。運転開始は二〇二〇年代半ばを予定している。

 調査は同NGOがインターネットリサーチ会社に委託して九月下旬に実施。袖ケ浦や千葉、木更津、市原の四市在住の十〜八十代の男女千人から回答を得た。

 調査では、袖ケ浦市で建設予定の石炭火力発電所を「知っていた」と答えた人は18・2%にとどまった。

 計画をどう思うかの質問には、計39・8%が「強く反対」「どちらかといえば反対」と回答し、「とても賛成」「どちらかといえば賛成」の計10・9%を上回った。「情報が足りなくて答えられない」が37・8%を占めた。

 十月三十一日に県庁で同NGOや袖ケ浦市の住民団体の関係者ら三人が会見。イギリスやフランスなどが石炭火力発電所を廃止する方針を示す一方、日本では東日本大震災以降、低コストで効率よく発電できるなどとして、石炭火力発電所の建設計画が次々に持ち上がっていると指摘。同NGOの関根彩子さんは「世界的に石炭の時代ではない。調査から住民に計画を知らせることの重要さを感じた」と述べた。

 県内ではこのほか、千葉市中央区の製鉄大手JFEスチール東日本製鉄所の敷地に約百七万キロワットの石炭火力発電所が一基建設される予定だ。

 

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