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【千葉】

未弁償者に貸し出し停止 来年4月から千葉市立図書館

破れたり、線が引かれたりなど修復不能な本=千葉市中央区の市中央図書館で

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 千葉市教育委員会は、市立図書館の貸し出し本を破損や紛失して弁償しない利用者に対し、貸し出しを停止する規則を来年四月一日から施行する。規則を強めることで、迷惑行為の抑止に期待する。

 市図書館では、返却時の本に修復不能な破損などが確認された場合は、利用者に同じ本を購入して弁償するよう求めている。未弁償でも貸し出しをしていたが、来年四月からは、弁償期限の一カ月がたっても応じない利用者には、貸し出しを停止する。弁償すれば利用停止を解除する。

 弁償しない利用者は後を絶たない。二〇一四〜一七年度に市内の全図書館と公民館図書室で未弁償の資料数は十九〜三十六点と推移。本年度(四〜十月)は四十点に上る。

 従来の規則では貸し出しの停止は、長期延滞者のみを対象にしていた。弁償しない利用者は、新たに借りた本を紛失するケースもあり、停止措置を講じることで、被害を防ぐ狙いがある。

 約百九万冊の蔵書のある市中央図書館(中央区)では、一七年度に弁償を求めた本やCD、雑誌が三百十七点に上る。内訳は紛失が百六十一点、汚損が百十六点、破損は四十点。十一月末現在で四点が弁償されていない。ぬれて文字がはがれた実験本や、ペンで線を引いた参考書、犬のかんだ後が残るペット本など、被害はさまざまだ。

 同館情報資料課の太田康幸課長は「規則を厳しくすることで、ルールを守っている利用者との不公平感をなくす。大事な本なので大切に使ってほしい」と話す。 (黒籔香織)

 

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